テーマ

困難の克服 〜世界で勝つための戦略的思考〜

開催場所

配信場所:東京
オンライン:東京、広島、仙台、青森

講師

折口 雅博

ブロードキャピタル・パートナーズ株式会社 CEO

1961年、東京生まれ。防衛大学校理工学専攻卒業。日商岩井入社、東欧向け電子機器の輸出および現地生産を担当。同社で「ジュリアナ東京」を企画、プロデュース。1995年、グッドウィル設立。1997年、介護保険制度施行に先立ちコムスン展開開始。1999年、グッドウィル・グループ店頭公開、PER200倍が話題となる。2004年、東証一部上場、日本経団連理事就任。2007年、グループ年商7700億円、拠点数2500、従業員10万人を超える。2008年、同社を退社し渡米。ニューヨーク最高級和食レストラン「MEGU」を国際展開、2012年、格付け機関AAHSから最高位の6スターを受賞、イグジット。 

2014年、ニューヨークと東京を拠点とするコンサルティングファーム「ブロードキャピタル・パートナーズ」をスタート。現在、日本の起業家の指南に注力、小規模のベンチャーから、さらなる拡大発展を目指す経営者に直接、アドバイスやコーチングを行っている。 

受賞:紺綬褒章、日本赤十字社社長賞、厚生労働大臣賞受賞(2度) 

著書:『起業の条件』(経済界/1997)、『折口雅博の50の逆説』(東洋経済/2000)、『「プロ経営者」の条件』(徳間書店/2005)、『アイアンハート』(昭文社/2020) 

米倉 誠一郎

一橋大学名誉教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで同センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院教授。

受講ポイント

第3期最終講義となる今回は、”ゼロから12年で年商7700億円企業を創った不撓不屈の起業家” 折口雅博氏(ブロードキャピタル・パートナーズ株式会社 CEO)をお招きし、卒業を間近に控えた受講生へ「チャレンジする重要性」そして、「困難の克服 ~世界で勝つための戦略的思考~」について教えていただきます。

(1)折口氏の思いを込めた512ページの長編「アイアンハート」

「ジュリアナ東京」「グッドウィル」「コムスン」と歴史を刻んだブランドを創出し、従業員10万人をマネージ。ところが、突如全てを失いニューヨークへ。トランプ大統領が絶賛する高級レストラン「MEGU」の国際展開を成功させてイグジット。そして日本に再上陸した折口氏ご本人からお話を伺います!

(2)諦めない。鉄の意志

卒業課題提出を終え、これから実行に移す受講生へ。幾度となく、高く、固く、分厚い壁に行く手を阻まれた折口氏が伝える、諦めない。鉄の意志「アイアンハート」の真髄に迫ります!

(3)新しい時代で成功する鍵

コロナを経て、新しい時代で成功する(=次のイノベーションの波を掴む)ために大切な条件を伺います!

書籍

「アイアンハート」折口 雅博 (著) (昭文社 出版 編集部)

受講生の感想

Aさん

失敗をしても、誰に何をいわれようとも、信念をもって突き進んでいる折口氏の人生にはうらやましさを感じた。自分自身が信念をもって仕事に取り組めているか、考えさせられた。

Bさん

教育論についても、もう少しお話を聞いてみたかったです。まさに日本とアメリカの教育の違いというのがビジネスの世界に色濃く反映されていて、自分の子供たちの将来が不安になりましたが、折口さんの「Big pictureとそれに向けた戦略」と「自分の意見をはっきり言う」というのを子供に伝えていきたいと思いました。

Cさん

成功と挫折を繰り返しながらも、今もなお、ビジネス界に大きな存在感を示している折口氏の回顧伝は、大変迫力がありました。自らの「アイアンハート」を語れる人は世の中に多くいると思いますが、挫折の後に必ず這い上がってくる不屈の精神は、人生の学びになりました。人を惹きつけて止まない人望の厚さを感じました。

Dさん

終始折口社長がお話ししていたのは、ビジネスで成功するには物事の本質を見極めて「センターピン」を見つけ外さないと言うこと。ディスコの話しでは人を毎日入れて満員にすること=お祭り状態にすること。このセンターピンを一歩間違えればストライク=企業の成功はならないと言うことを学びました。何かをするとき、このセンターピンの位置付けを考えて物事を考えるようにしたいと思いました。

Eさん

折口氏の「ビッグピクチャーを描く」「夢に向かって進む」「時間が経つと負けに繋がる」「その時々の経営判断が重要」「自分の意思をはっきりと伝える」といったワードは経営者として第一線でやってきた方のお言葉で非常に重みがあり、自身もこれからのビジネスを考える上で大切にしていきたいと感じた。

授業の様子