テーマ
なぜ今、人的資本経営なのかー資本生産性・サステナビリティの観点から
開催場所
受講生専用ページにてご案内しています。
講師
野間 幹晴
一橋大学大学院 経営管理研究科 教授
2002年、一橋大学大学院商学研究科で博士(商学)取得。2002年4月から横浜市立大学商学部専任講師。04年10月から一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授、准教授を経て19年4月より現職。10年より11年までコロンビア大学ビジネススクール・フルブライト研究員。現在、経済産業省「企業報告ラボ」座長、バンダイナムコホールディングス社外取締役、ナイス社外監査役、ダーウィン・キャピタル・パートナーズ社外監査役、キーストーンパートナース社外投資委員。
参考資料
書籍
なし
ウェブサイト
なし
受講生の感想
Aさん 企業価値やエンゲージメントに限らず、これまで維持し続けてきた日本国内の様々な制度や仕組みが、いよいよ変革せざるを得ない状況になってきたのだと今回の講義を聞いて理解した。講義中に「日本企業は目先の目標達成に捕らわれ大きな目標を見失いがち」、「失敗を許さない風潮がある」、「挑戦が少ない」といったことが言われていた。これまでの自社における挑戦や失敗とは何だったかと考えたが十分に浮かばなかったということは、組織も自分自身もそういったことを経験してこなかったということだと思う。大きく変化する社会においてこれまでのやり方は通用しなくなり、トライ&エラーこそ企業の資産になるかもしれない。目先の業務だけではなく、自身のアンテナを高くし「これから何が求められるか、そこに対応するには何をしなければならないか」を正しく考えられる人材にならなければならないと感じた。
Bさん 総論を理解、分析するだけに留まらず、各論に落とし込んで、自分がマイノリティになる場所に行ってみる、自分の部署で一時的に売上が落ちる、部下の賞与が減るリスクをとってチャレンジできるのか考えてみる、部下のエンゲージメントを高める行動ができているか問いかける、ということを自分ごととして行動に移さなければならないと痛感した。
経営理論のような内容ではじまったのに、最後に突きつけられたのは「ではあなたは何をしていますか?」という痛みを感じる問いだった。
Cさん 最後の全体のディスカッションで、会社に期待されていると自分で思えることが大切であるというお話がありました。私はこのスクールに通わせていただいていることもあり会社から期待されている気はしますが、それを実際の仕事の場面で実感する機会は多くなく自信を無くすことが多々あります。たまに仕事で期待されていることを実感するときはとてもやる気が出てやりがいを感じます。誰かに期待されて仕事ができるというのはものすごく価値のある事だと思いました。また、お話の中で、部下に対して、期待しているということが伝えられているか?という問いかけもありました。私は後輩に対してものすごく期待しているのですが、それがきちんと伝えられているかと言われたら疑問が残ります。これからはもっと積極的に、わかりやすく、期待しているということを伝えていきたいと思いました。そしてやる気にあふれる良い職場環境を目指していきたいと思います。
授業の様子