テーマ

資本主義とESG:現代に蘇る「論語と算盤」

開催場所

受講生専用ページにてご案内しています。

講師

渋澤 健

シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役/コモンズ投信株式会社取締役会長

複数の外資系金融機関およびヘッジファンドでマーケット業務に携わり、2001年にシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業し代表取締役に就任。07年にコモンズ株式会社(現コモンズ投信株式会社)を創業、08年に会長に就任。経済同友会幹事およびアフリカ開発支援戦略PT副委員長、UNDP(国連開発計画)SDG Impact Steering Group委員、東京大学総長室アドバイザー、成蹊大学客員教授、等。著書に「渋沢栄一100の訓言」、「SDGs投資」、「渋沢栄一の折れない心をつくる33の教え」、「超約版 論語と算盤」、他。

米倉 誠一郎

一橋大学名誉教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで同センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院教授。

参考資料

書籍

とくになし

受講生の感想

Aさん

「枠の中で考えてしまうと見えてこないものがある」というお話があり、これはまさに学校教育にも当てはまると感じました。学校教育で生徒たちの可能性を伸長しようとしているはずが、枠を作ってしまうことで、ともすると生徒たちの将来への可能性を狭めてしまっているのではないかと反省する日々です。抽象的ですが、できるだけ枠を取り除いた教育活動ができるよう努めるとともに、その教育活動によって生徒たちの枠が取り除けるように努めたいと思います。渋沢栄一さんのお考えに、「結果の平等にはならないかもしれないが、機会は平等であるべき」というものがあると知り、学校教育に関わるものの一人として、そのお考えに強く共感しました。

Bさん

人口構造の観点から日本は将来厳しい、ビジネスするなら世界だという声も多く私自身もそのように考えていた節があったが、ただその部分を今回改めて深く考える機会になりました。行動力に欠けるのが日本人のもったいない部分という話も改めて感じ、もっと主体的に動くことで見えてくる世界が広がるし、面白いと期待して普段の生活や考えも改めようと思いました。

Cさん

「バイアス」と表現されていましたが、ご自身の実体験を「論語と算盤」に置き換えて「サステイナビリティ」との説明に納得しました。ただ、確かに日本人は〇〇「と」△△のように組み合わせの自由度が高い国民性と思いますが、安定に凝り固まるとムラ社会の意識が働き出る杭は打たれると言う事もあるので、常にイノベーションと「インパクト」を追い求める姿勢・行動こそが大事だと学びました。「Made with Japan」で世界への貢献、環境を憎まず夢を持ち動く人達との日本への貢献をより具体的にSISで考え行動したいと思います。

授業の様子