テーマ

ソーシャル・ビジネスの実践例と地方創生

開催場所

受講生専用ページにてご案内しています。

講師

田口 一成

株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役社長
1980年生まれ、福岡県出身。早稲田大学在学中に米国ワシントン大学へビジネス留学。卒業後、㈱ミスミ(現・ミスミグループ本社)を経て、25歳で独立し、ボーダレス・ジャパンを創業。現在、世界16カ国で42のソーシャルビジネスを展開し、従業員は1,500名、グループ年商は55億円を超える(2021年10月現在)。日経ビジネス「世界を動かす日本人50」、Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」に選出された。著書に『9割の社会問題はビジネスで解決できる』(PHP研究所)がある。

村岡 浩司

株式会社一平ホールディングス 代表取締役社長
1970年、宮崎県生まれ。人口12,000人のまち、宮崎市高岡町で廃校となった小学校をリノベーションし、カフェやシェアオフィスを併設するムカサハブ(本社所在地)を運営。“世界があこがれる九州をつくる”を経営理念として、九州産の農業素材のみで作られた「九州パンケーキミックス」をはじめとする、「KYUSHU ISLAND®︎/九州アイランド」プロダクトシリーズを国内外に展開。九州/沖縄の広域経済圏で繋がってものづくり産業を支援する、共創・共同体マーケティング「九州アイランドプロジェクト」の運営リーダー。食を通じた地域活性化やコミュニティ活動にも取り組んでいる。 

齋藤 潤一

AGRIST株式会社 代表取締役CEO
1979年大阪府生まれ。米国シリコンバレーのITベンチャー企業でサービス・製品開発の責任者として従事。帰国後、2011年の東日本大震災を機に「ソーシャルビジネスで地域課題を解決する」を使命に慶應義塾大学や全国各地の地方自治体と連携して起業家育成に取り組む。これらの実績が評価され、2017年4月新富町役場が設立した地域商社「こゆ財団」の代表理事に就任。1粒1000円ライチの開発やふるさと納税で寄付金を累計35億円集める。結果、移住者や起業家が集まる街になり、2018年12月国の地方創生の優良事例に選定される。2019年10月に農業課題を解決するために収穫ロボットを開発するAGRIST株式会社を創業し代表取締役社長に就任。2023年にはCES2023イノベーションアワードを受賞する等、国内外15以上のアワードを受賞する。 

ハミルトン 世菜

Total Animal Medi株式会社 Founder CEO
2018 青山学院大学 卒業  
2017-22 East Ventures インベストメントマネージャー 
22-現在 ペットショップコジマ 六本木店スタッフ 
愛犬ボーダーコリーの皮膚疾患をきっかけに創業
2022年から宮崎大学の金子准教授とペット向けヘルスケア製品の研究開発をスタート 

米倉 誠一郎

一橋大学名誉教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで同センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院教授。

参考資料

書籍

受講生の感想

Aさん

4名の起業家経営者のお話を聞き、スタートアップには思いと実行が何より不可欠であることを改めて強く認識ました。また地域創生は市場創生であること、思いは社会課題を含んだイシューであり、ストーリーがあること、ブランディングやマーケティングが重要ではあるがそれはお客様の声、社会の声に耳を傾けることそのものであること、などの本質的な学びを得た貴重な機会でした。

Bさん

講義に登壇された起業家の皆さんいずれもが圧倒的な熱量と想いで事業に取り組まれており、事業にかける覚悟や意気込みに心を動かされました。
とりわけボーダレスジャパンの田口さんの取組には興味を惹かれました。これまでの「会社」の概念を根底から変えるような仕組みで、起業支援を次々実現しており、国の補助金などに頼ることなく、短期間にここまで事業を成長させていることに驚きと共に感銘を受けました。

Cさん

正義感をもって課題解決に挑むことの決意とその思考の維持、増進の基本を学びました。その時々の、メンタルの保ち方、考え方を実体験を通して、説得力の塊のようなお話を伺うことができた。社会課題はビジネスで解決する。ビジネスになるということはイメージしておりましたが、その障壁は決して高くなく、その挑戦に対しての支援など自らの挑戦意欲も高めることができた。

授業の様子