テーマ

世界を変えるインパクト投資

開催場所

受講生専用ページにてご案内しています。

講師

功能 聡子

ARUN合同会社代表、特定非営利活動法人ARUN Seed代表理事

国際基督教大学、ロンドン政治経済大学院卒。民間企業、アジア学院を経て1995年より10年間カンボジアに在住。NGO、JICA、世界銀行などの業務を通して、復興・開発支援に携わる。カンボジア人の社会起業家との出会いからソーシャル・ファイナンスに目を開かれ、その必要性と可能性を確信し2009年にARUNを設立。日本発のグローバルな社会的投資プラットフォーム構築を目指して活動している。第三回日経ソーシャルイニシアチブ大賞国際部門賞、国際基督教大学DAY賞(Distinguished Alumni Award)受賞など多数。2016年「Forbes Japan世界で闘う日本の女性55」に選出。がんと就労を推進する民間プロジェクト、がんアライ部共同代表発起人。

米倉 誠一郎

一橋大学名誉教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで同センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院教授。

参考資料

書籍

受講生の感想

Aさん

インパクト投資というものを初めて知り自分なりに理解できました。今まではゼロからソーシャルイノベーションを起こすことばかりに目がいっていましたが、既に事業としてソーシャルイノベーションをおこしている企業に対して、その事業への具体的なリターンを伴う投資というやり方もあるという事を知れたのは今後の選択肢の幅が広がるよい理解となりました。もう少しインパクト投資を探求していきたいと思います。

Bさん

昔から新興国投資は存在していたと思いますが、そちらはハイリスクハイリターンで、運用は現地任せという流れだったと思います。 今回のインパクト投資は、しっかりと利益を稼ぐところまで伴走しているためうまくいっているのではないかと思います。 これは日本の中小企業にも言えることで、投資家が金だけでなく、お金の使い方まで伴走することができるようになれば、もっと日本の中小企業にもインパクトが与えられることになるのではないかと感じました。 現在在職している会社では、資金の投資先(新規事業中心に)を考えるポジションにいますので、中小企業とのM&Aだけでなく、投資&知見の共有で伴走しゲインを狙っていくのもインパクトが大きくなりそうな気がしました。

Cさん

SDGsの達成を、投資の面からとらえるのは自身の中で新たな目線が生まれるきっかけとなりました。達成にはSDGs分野への投資が年間2~3兆円足りないという話がありましたが、これを解決するには、ARUN社のようにソーシャルイノベーションを起こす事業を開拓しつつ、日本の投資家にもっとインパクト投資の重要性を周知する活動を平行して行っていくことが必要だと感じました。また、私自身が銀行に勤めていることもあり、ESG融資やサスティナビリティリンクローン等でこういったSDGsに資する事業へ資金供給をする役割というのも、今後ますます大きいものとなっていくと感じました。

授業の様子