テーマ

資本生産性(ROE)とサステナビリティ経営

開催場所

受講生専用ページにてご案内しています。

講師

野間 幹晴

一橋大学大学院 経営管理研究科 教授

2002年、一橋大学大学院商学研究科で博士(商学)取得。2002年4月から横浜市立大学商学部専任講師。04年10月から一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授、准教授を経て19年4月より現職。10年より11年までコロンビア大学ビジネススクール・フルブライト研究員。現在、経済産業省「企業報告ラボ」座長、バンダイナムコホールディングス社外取締役、ナイス社外監査役、ダーウィン・キャピタル・パートナーズ社外監査役、キーストーンパートナース社外投資委員。

米倉 誠一郎

一橋大学名誉教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで同センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院教授。

参考資料

書籍

なし

ウェブサイト

なし

受講生の感想

Aさん

ROEやESGというと「やらなければならないもの」と目先の数値だけを追い求めてしまいがちな日本の全体的な傾向について学びました。形式的になってしまえば、本来目指すべきサステナビリティが見えなくなり、目先の利益だけに着目してしまいます。手段の目的化を避けるためには、とりあえず着手するのではなく、何のためにやるのか、サステナビリティがなぜ大事なのか、SDGsはどんなものでなぜ必要なのか理解をすることが必要であると感じました。

Bさん

企業経営を行う際に長期的な視点が重要であることを改めて実感致しました。短期的な視点から研究開発費を削減するという判断が日本社会の減退に招いた可能性があるという考え方は非常に勉強になりました。私はCO2排出量削減に向けて、電力会社にて事業開発を行っていますが、全く同じを轍を踏んでしまう危険を肌で感じます。国が掲げる政策を受けて、補助金を得るためにどの事業がふさわしいのかと言った本質から外れた議論がされることも少なくありません。なぜ国がその政策を掲げているのか、2050年/2100年という未来を考えた時にその政策の裏にはどんな意味と目的があるのかということを常日頃から考えながら業務に携わっていきたいなと再確認できました。

Cさん

これまでの講義の中で一番難しくて、中々理解出来ず、あまり学んだことがなかったのですが、夏休みの宿題の例えを使っていただいたことで、やらされていると感じることは続かず、自分がこれはやりたいと思えることが大切なのだという事と、ESGの視点を取り入れないとこれからは企業として評価されないという事は理解できました。

授業の様子