テーマ

ESG、気候変動、Well-being、そして企業価値

開催場所

配信場所:東京
オンライン:東京、広島、仙台、名古屋

講師

伊藤 邦雄

一橋大学CFO教育研究センター長 
一橋大学商学部卒業。一橋大学教授、同大学院商学研究科長・商学部長、一橋大学副学長を歴任。商学博士。一橋大学名誉教授。2014年に座長として「伊藤レポート」(経済産業省)をまとめた。その後、「伊藤レポート2.0」を公表し、コーポレートガバナンス、無形資産やESG・SDGsに関する各種の政府委員会やプロジェクトの座長を務める。経済産業省・東京証券取引所共催の「DX銘柄」選定委員長を務める。「TCFDコンソーシアム」会長を始め、気候変動問題やサステナビリティ・ファイナンスに関わる各種活動を牽引している。2020年9月には「人材版伊藤レポート」(経済産業省)を公表した。IIRCとSASBが統合して2021年6月に誕生したValue Reporting Foundation(VRF)のアンバサダーを務める。 日本を代表する企業の社外取締役や諮問委員・顧問を務める。 

米倉 誠一郎

一橋大学名誉教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで同センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院教授。

講義概要

かつての企業価値の指標であったROIやROEなどでは21世紀に求められる企業のあり方を測ることは出来ません。長く企業価値測定の分野でリーダーシップを取られてきた伊藤邦雄教授に、SDGsやESGを中心に据えた経営のあり方を展開していただきます。

参考資料

書籍

「企業価値経営」(著:伊藤邦雄 出版社:日経BP)

受講生の感想

Aさん

講義の基礎編も本講義で終了となったが、終了を締めくくるのに相応しい内容であったように思う。講義の終盤で伊藤先生が仰っていた、日本人の強みは真面目さにあるが、その真面目さが現状維持に使われており、これの方向性を変えれば日本はもっと良くなる、との点は非常に納得できるものがあった。今は文化を変えるタイミングであると思う。

Bさん

多面的に企業価値、それに今後大きく関わってくるESGにつき学ぶことができました。一方で、限りある時間でしたので「Well Being」のお話をもっと深く聞きたかったのは本音の感想としてお伝えいたします。それだけ時間がアッという間に経ってしまう、非常に濃い内容の講義でありました。

Cさん

個人的には「会話」と「対話」の違いがとても分かりやすかったです。すべてにおいて「価値観」は絶対一緒ではない、だけど目的(パーパス)は同じということはベクトルは同じということなので弊社社内でも本日教えていただきました。伊藤レポートについて話し合いたいと思います。

Dさん

これから企業が進むべき大きな道筋を示してもらえたように思えた。ESGは企業価値向上、長期利益の追求の為に仕方なしに取組むのではなく、それらの達成の為には大いに役立つものと考えたい。社会、企業、個人、機関投資、全て繋がっており、その目指すべきは幸福であるという非常にシンプルな考え方だが、手段であるはずものが目的化してしまっていることで見失っていた視点かもしれない。

授業の様子