テーマ

ストーリーとしての競争戦略

開催場所

受講生専用ページにてご案内しています。

講師

楠木 建

一橋大学ビジネススクール教授
専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理について研究している。大学院での講義科目はStrategy。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋大学商学部専任講師(1992)、同大学同学部助教授(1996)、ボッコーニ大学経営大学院(イタリア・ミラノ)客員教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授(2000)を経て、2010年から現職。1964年東京都目黒区生まれ。
経済産業省産業構造審議会委員、組織学会理事、日本取締役協会エマージングカンパニー委員会副委員長(現任)、全日本空輸株式会社経営諮問委員、ポーター賞運営委員(現任)、旭硝子株式会社経営諮問委員、みさき投資株式会社経営諮問委員(現任)、りそな銀行資産運用アドバイザリーコミッティ委員、スカイマーク株式会社取締役(現任)などを歴任。株式会社ファーストリテイリングの経営人材育成に、同社のFRMIC (Fast Retailing Management and Innovation Center)の設立当初から関わっている。”Dynamic Network and Bureaucracy”でMIT-Japan Science and Technology Conferenceの最優秀論文賞(1993)、『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』でビジネス書大賞(2011)を受賞。

米倉 誠一郎

一橋大学名誉教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで同センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院教授。

講義概要

ソーシャル・イノベーションとSDGsはともすれば競争とは無関係に思われがちです。しかし、むしろソーシャルな分野こそ競争戦略やストーリーの重要性があるという話を稀代のストーリーテラーである楠木建氏(一橋大学 ビジネススクール 教授)が語ります。

参考資料

書籍

受講生の感想

Aさん

話の内容もわかりやすく、これまでで一番面白い話でした。BORも身近な議題だったため、考えに入りやすく、いろいろな意見を出せました。
やらないことを決める決意は難しいかもしれませんが、少しづつ考えていきたいと思います。

Bさん

講義を終えて戦略という言葉がめちゃくちゃ好きになりました。自分の座右の銘は「負けず嫌い」です。勝利するのではなく「負けない」ことに拘る。偏っているかもしれませんが、自分は今回の講義を受けて本当に目の前は明るくなった感じがいたします。

Cさん

他者に負けないビジネス展開ができている企業には、必ず強い戦略がある。それは単なる真似をしてできるものではなく、自分達ならではの商品・サービスと顧客との関係性から生み出される。
こういったビジネスを考えるのは、難しいパズルを解いているような気分になり、非常にワクワクしました。

Dさん

楠木先生の著書は数冊読んでいてファンである。深い知見に裏付けされた歯に衣着せぬ物言いは痛快そのものでした。ビジネスにおいて、抽象と具体の往来をする必要性を感じました。自らのビジネス(儲ける仕組み)を物語で語れるようになりたい。

授業の様子