受講した感想や受講生同士の繋がり、卒業後の活動をお聞きする【受講生に聞いてみた!】vol.3は、[ソーシャル·イノベーション基本講座Powered by日世]第2期の奨学生として参加した杉田さらさん(早稲田実業学校高等部)にインタビュー。2021年夏より、UWC(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)奨学生としてイギリスへ飛び立つ杉田さん。本校で得た半年間の学びを経て、“社会課題の解決”は「支援」だけではなく、「未来に向かって新たな価値を創り出す」ことである”と気づいた彼女の体験談、そして今後の目標について伺います。

Q1. ソーシャル·イノベーション·スクールを知ったきっかけと応募の理由は?
A1. 第1期生として受講されていた母の会社の方が、奨学生制度のことを教えてくれました。応募の理由は、「社会課題の解決=支援」だけではなく、「社会的課題をイノベーションの力で解決する=ソーシャルイノベーション」という捉え方や言葉そのものに興味をもったからです。

 

Q2. 実際に受講してみて、どうでしたか?
A2. これまで途上国の社会問題解決方法について、一方的な支援であることに違和感がありましたが、受講を経て、社会問題をただ解決する(支援する)だけでなく、”ビジネスとして捉える”視点を得ることができました。また、さまざまな分野より著名な講師の方々が来てくださったので、自分から興味をもって学びにいくことが大事だと感じました。
米倉学長からは、質問をすることの大切さを強く教えていただき、当初は毎回質問をしなければ!と緊張していましたが、質問をすることで講義の聴き方にも変化がでて、毎回手をあげることが楽しくなりました!


Q3. いろんなゲスト講師がいらっしゃいましたが、特に印象に残った講義は何でしたか?
A3. 一番印象的だったのはクロスフィールズの小沼さんの講義でした。これまでイノベーションとは、新しい技術を通じてこれまで誰もやっていなかったことを創るイメージがありましたが、「留職」のお話を聴いて、【思考の転換】というイノベーションによって、付加価値のあるビジネスが生まれることを学びました。

Q4. 社会人の受講生と一緒に学んで得たことはありましたか?
A4. 講義中やプレゼン準備におけるディスカッションを通じて、”社会問題に対する考え方”は同じであると感じました。一方で、社会人のみなさんの知識量の多さや視野の広さから学ぶことがたくさんありました。私は、この夏からUWC(ユナイテッド·ワールド·カレッジ)の奨学生制度を通じてイギリスに行かせていただくので、このチャンスを機に、90カ国以上の学生と切磋琢磨して広い視野と経験を得たいと思います。

Q5. 杉田さんの将来の夢を聞かせてください!
A5. 具体的にこれ!というものはまだないですが、世界で困っている人たちを助ける仕事をしたいです。講義を通じて、以前から抱いていた社会課題を解決して困っている人を助けたい気持ちと、ソーシャルビジネスによって【未来の世界を前向きに変えること】に興味をもつようになりました。将来、この2つを融合させることをやっていきたいです。

【事務局コメント】
夏からの留学でさらに視野を広げ、大きな夢に向かって進むことをスタッフ一同応援しています!是非、見聞を広めSISコミュニティでも発信していってくださいね!

□奨学生制度について
本校では、これからの世界を担う若者に大いに勉強していただきたいという想いから、毎期若干名の奨学生を受け入れています。ビジョンとやる気のある学生の方々からの応募をお待ちしております!