テーマ

アフリカ物語~アフリカで日本のNPOがでかしたこと~

開催場所

配信場所:東京
オンライン:東京、広島、仙台、青森

講師

銅冶 勇人

認定特定非営利活動法人Doooooooo代表理事
CLOUDY CEO / 株式会社DOYA 代表取締役社長

1985年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券株式会社(以下GS)金融法人営業部入社。2010年に特定非営利活動法人Dooooooooを設立。ケニアのスラムに住む子どもたち600名の教育・雇用支援を開始。2015年にGSを退社。同年に株式会社DOYAを設立し、アフリカでの雇用創出を目的としたアパレルブランド”CLOUDY”をスタート。独自のコレクションラインをリリースしながら、多数のブランドや企業とのコラボレーションを発表。東京都内の公立小学校での授業や全国の小中学校をはじめ、お茶の水女子大学付属高等学校、慶應義塾などで特別授業の講師として登壇。2018年にはビル&メリンダ・ゲイツ財団の主催するNYのイベントに日本人として初めて参加。2019年TICAD7(アフリカ開発会議)Global Citizen主催イベントにおいてスピーカーとしても登壇。ファッションとNPOを通じて新たなハイブリッド循環型ビジネスモデルの確立をめざす。

仲本 千津

RICCI EVERYDAY 代表取締役COO兼Rebeccakello Ltdマネージングディレクター

1984年静岡県生まれ。一橋大学大学院卒業後、邦銀で法人営業を経験。その後国際農業NGOに参画し、ウガンダの首都カンパラに駐在。その時に出会った女性たちと日本に暮らす母と共に、カラフルでプレイフルなアフリカ布を使用したバッグやトラベルグッズを企画・製造・販売する「RICCI EVERYDAY」を創業。2015年に日本法人、2016年に現地法人を設立。2019年には日本初の直営店舗を代官山にオープン。

2016年11月第一回日本アフリカ起業支援イニシアチブ最優秀賞、2017年9月第五回グローバル大賞国際アントレプレナー賞最優秀賞、同年11月日本イノベーター大賞2017特別賞、第六回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション事業奨励賞受賞。また2018年1月にCHIVAS VENTURE 2018日本代表に選出。頭の中を巡るテーマは、「紛争を経験した地域が、過去を乗り越え、幸せを生み出し続ける場になるには、どうすればいいか」ということ。


米倉 誠一郎

一橋大学名誉教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで同センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院教授。

受講ポイント

メディアや若者の間でも大人気!アフリカンプリントを使用したアイテムを扱う2大ライフスタイルブランドCLOUDYの銅冶勇人さん・鳥居優美子さん、RICCI EVERYDAYの仲本千津さんをお招きして、アフリカと日本を繋ぐ活動の全貌公開!

(1)アフリカの社会課題を解決する

ビジネスを通じてアフリカの社会課題を確実に解決している2社の取り組みとは。詳しく伺います!

(2)教育・雇用・健康へのアプローチ

アフリカの現状・特性を踏まえた上での教育・雇用・健康へのアプローチ方法とは。また、現地で心がけているコミュニケーション術、日本のお客様に満足してもらえる製品づくりに至るまでのプロセスについて詳しく伺います!

今回は、特別に両ブランド製品をお借りして、仙台校・青森校・東京スタジオにて展示!※広島校・東京校は緊急事態宣言中のためオンライン配信 見て着て、楽しい!元気が出る!アフリカ回です!

受講生の感想

Aさん

CLOUDY様から話の合った、「寄付はポジティブなワードに聞こえるが、大量に寄付することで現地の人の雇用や労働の機会を奪うこともある」ということになるほどと気付かされました。善意のつもりで実施していることが逆に相手の状態をネガティブにしてしまうこともあるということで、もっと視野を広げて物事を考える必要があると感じました。

Bさん

話を聞くと、教育や雇用の土壌があるという面で比べれば、日本は恵まれている。しかし、活かしきれてはいない。狭いところで完結してしまっているんだなと思いました。
また、貧困とは?それを図るものさしとは?と非常に考えさせられる内容でした。
「児童労働」はほんとに悪?これも決めつけてしまっているんだなと思いました。アフリカと日本、子供と大人、男性と女性、それぞれからどう見えるか?どう考えるか?
集団浅慮的にならないように、いろんなところにアンテナをはっていきたいと思いました。

Cさん

単純なバラマキや箱物支援ではなく、現地に入って、課題の根本原因と向き合い、雇用創出、教育支援、給食からの健康アプローチ、現地化とナチュラルフェードアウト、エシカルとの両立など、自律と継続性を前提としたビジネススキームが他の地域や社会課題でも、もっと展開されればと思った。
また、一方で以前合田さん(日本植物燃料)も言っていたことと同じ課題感も感じた。人口ボーナス期にあり注目を浴びながらも、社会課題が山積しているアフリカで、先進国からのアプローチが増える中、日本の成長期に機能した仕組み(年金やJAなど)が社会インフラのモデルとして取り入れられている。その後に、いまや閉塞に向かっている先進諸国とは違う道を歩めるように、経済成長の果ての別解にたどり着くことができればいいと思った。

Dさん

オンラインを繋いでの講義でしたが、部屋のセッティングなどワクワク楽しめる演出を施していただきアフリカを感じやすかったです。また、講師人の方々も日々は想像もつかないくらい大変な環境で社会解決に臨まれていると思いますが、常に明るく前向きな姿勢で取り組んでいるのがオンラインからも感じられ、活き活きとした印象を受け元気をもらえました。

Eさん

自分と同年代の方々の、自分とは比べ物にならないバイタリティに感服致しました。
何にフォーカスするか?打ち出したい価値は何か?このあたりがはっきりしているのは、前回の岩本様とも共通しているなと感じました。
また、卒業課題において、「教育」「雇用」「働き方」このあたりをキーワードに考えていたので、今回の講義は非常に参考になることばかりでした。

授業の様子