テーマ

“会社”人から“社会”人へ~熱いNPOクロスフィールズ~

開催場所

配信場所:広島
オンライン:東京、広島、仙台、青森

講師

小沼 大地

NPO法人クロスフィールズ共同創業者・代表理事
一橋大学社会学部・同大学院社会学研究科修了。青年海外協力隊として中東シリアで活動した後、2008年マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。2011年5月、ビジネスパーソンが新興国で社会課題解決に取り組む「留職」等を展開するNPO法人クロスフィールズを創業。2011年に世界経済フォーラム(ダボス会議)のGlobal Shaperに選出、2016年にハーバード・ビジネス・レビュー「未来をつくるU-40経営者20人」に選出される。国際協力NGOセンター(JANIC)の理事、新公益連盟の理事も務める。著書に『働く意義の見つけ方―仕事を「志事」にする流儀』(ダイヤモンド社)がある。 

米倉 誠一郎

一橋大学名誉教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで同センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院教授。

受講ポイント

「留職(りゅうしょく)」という概念を生み出し、NPO活動を大企業の人材育成としてマネタイズする。そんな新しいNPOの形を牽引している小沼氏(NPO法人クロスフィールズ共同創業者・代表理事)が米倉学長と熱いセッションを繰り広げます!

(1)きっかけは突然に

学生時代、“少しは世界を見ておいた方がいい”というアドバイスを受け、シリアでの海外青年協力隊に応募。そこで出会った一人の上司との出会いが人生を大きく変化させることに・・・。詳しく解説します!

(2)途上国支援と大企業人材の活性化

眼から鱗のNPO活動!途上国支援と大企業人材の活性化を同時実現するモデルについて詳しく解説します。

(3)クロスフィールズが抱える課題

NPOの限界、ソーシャルとビジネスのバランス、コロナの打撃など、現在抱えている課題について詳しく伺います。

初夏を迎える広島で、”一歩踏み出す勇気をもらえる”熱い講義をお届けします!

参考資料

書籍

「働く意義の見つけ方」小沼大地著/ダイヤモンド社

受講生の感想

Aさん

今回の講義で学んだことですが、当たり前の中に身を置いていることで、自分の可能性みたいなものを決めつけているんではないか? それを打ち破ることこそがイノベーションだと学びました。テーマの会社人から社会人へとありましたが、まさに会社人(小さな小瓶の中のノミ)では発想力や可能性に、自身で限界を設定してしまい、会社人である前に、社会人であることを忘れていたような気がしました。 それとこれも思い込みだったのですが、先進国の考え方や技術だけが技術革新を生むのではなく、新興国の方々のエネルギーにこそ、これからの社会課題を解決する力があるのだと感じる講義でした。

Bさん

社会貢献とビジネスの急接近が起こっているという話は、非常に腹落ちし、自身がSIS受講の動機とも重なっており、自身も会社人から社会人に変わっていかないといけないと感じた。

Cさん

実際の活動の様子を紹介した動画でプログラムの参加者が、「自らが現地で何ができるのか」から考え始め、自分が帰国しても運営できる「仕組み」を作ろうと、マネージャー達へ1対1のミーテイングを行いながら、「あなたは仕事を通じて何をなしとげたいですか?」と問いかけ働きかけていく様子はとても素晴らしいと思った。まさにこの行為およびプロセスこそが、日本の大企業の「想い・情熱が持ちにくい」体質を変えていくのだろうと思った。こういったプログラムをコーディネートし、企業の人事部へ「リーダー育成プログラム」として売り込んでいく方法はとても参考になった。

Dさん

小沼さんのお話は、全く肩ひじはらずに我々と同じ目線に立ち、自分の話で何に気づいて、どうなって行って欲しいかがすごく強く感じられた。
講義の中で言われた「他者への共感が生み出すチカラで資本主義に一石を投じる」という想いがスピーチにもあふれていてすごく楽しかったです。

Eさん

3日どころか設立以来30期を迎えた我が社はまさに瓶詰めのノミだ。私自身が瓶詰めノミになっている。
熱い想いと情熱は欠けてないと思っているが創業当時に比べると否めない。従業員に関しても瓶詰めにしているのではなかろうか?本来の性格や能力までも!
さらに小沼氏のコロナ禍における社会変動に対する対応の速さにも驚かされた。イノベーション×スピードにより解決している。
このSISにおいての学びや瓶詰め化されていない学生さんや他業種の方々、熱い情熱を持った受講生との交流を大切にし瓶から飛び出したい!

授業の様子