テーマ

SDGsの本質とイノベーション

開催場所

受講生専用ページにてご案内しています。

講師

小原 愛

一般社団法人Japan Innovation Network(JIN) イノベーション加速支援グループ ディレクター

野村総合研究所の研究員、CSR推進室長、広報課長を務めた後、国連開発計画(UNDP)の民間連携コンサルタントを経て、2016年にJapan Innovation Network(JIN)に参画。JINがUNDPと共同で立ち上げた、SDGsをイノベーションの機会と捉え、日本企業の技術・ノウハウで世界中の課題の解決とSDGsの達成を目指す、オープンイノベーションプラットフォーム「SDGs Holistic Innovation Platform (SHIP)」の運営責任者を務める。 

藤原 雅俊

一橋大学商学部 教授

参考資料

ウェブサイト

Japan Innovation Network(JIN)

受講生の感想

Aさん

講師の話に、「アタマを殴られ」ました。SDGsの捉え方を根本から刷新せねばならぬという意味で衝撃でした。自社の現在のビジネスを17のゴールのうち、どれかに当てはめ、ヨシとしている。これは在阪のほとんどの企業が行っているレベルではなかろうか。企業レベルに止まらず、関西、という地域自体が、そういう認識でSDGsを扱っているのではないか。(経済団体が率先してそういう行動をとっているのではないか)。「ないか」と書いているが、確信である。SDGs達成目標年次まで、あと今年を入れて8年。DECADE OF ACTIONにおいて、慌てて行動する前に、SDGsの本質は何か、を教えられた。

Bさん

SDGsとは。イノベーションとは。そしてその二つを実現するためには。順を追ってわかりやすく説明していただきとても腑に落ちました。
自社を振り返ると、やはりSDGsに対する取り組みはラベリングまでだと感じます。これまでは、製造業等でなく直接的な環境破壊などに関与していないから、掲げるのが難しいのだと思っていましたが、SDGsについていまいちど深く知ることによって、自社が貢献できること。もうすでに貢献できていることが見つかるかもしれないと思いまずは自分なりに整理してみたいと思います。
このスクールに参加した際にも、自社の事業を社会課題の目線からも語れるようになりたいという思いがあったため、それに向けたヒントを沢山いただけた講義でした。

Cさん

イノベーションとは?という話になったとき、小原先生が新規事業を興す、という意味合いだけでなく、既にあるビジネスの革新という意味合いもあるのだ、とおっしゃったのを聴いて、前回米倉先生がお話されたことと同じような内容だと思い、やはりイノベーションというコトバの認識について、そこからしっかり考えていくことが大切だと思いました。SDGsについても、169ターゲット、232指標等、そこまで細かく設定されていることは知らなかったので(少なくとも私の通っていた中学校では習いませんでした。)、そこからより具体的に問題点を探し、取り組んでいくことができると聞き、驚きました。たくさん設定されている分、自分の全く考えていなかったことにも気づくことができそうで、とても良いやり方だと思いました。また、テーマを広げることで、自発的でない人の主体性を高めて巻き込む、という話をきいて、社内のアイデア出しなどの場面で、連想ゲームのような手法でゲーム感覚で取り組むことができそうだな、と思いました。これはワクワク感にもつながり、楽しく取り組むことができ、やる気も上がると思います。

授業の様子