8月26日に開催された第9期講座 第14回講義では、2014年ノーベル物理学賞受賞者の名古屋大学天野浩教授をお招きし、名古屋イノベーターズ・ガレージで「社会を変える原動力」をテーマにした公開講座を実施しました。多くの一般の方々にもご参加いただきました。
参加者からは以下のような感想が寄せられました。
- 「ひとつのことを極めることの素晴らしさを感じることができた」
- 「未知の領域を開拓するには、新しいことに挑む情熱と失敗を恐れない楽観性が必要だと知れた」
- 「一見役に立たないと思われる仕事が役立つという話が面白かった」
- 「天野先生が楽しんで取り組んでいる姿勢を見て、楽しむことが一番大切だと思った」
米倉学長コメント
「小中学時代は推理小説とマンガ、高校では数学以外は真ん中くらい。もちろん謙虚な天野先生ですから控えめな発言でしょうが、元気が出ました。失敗しても「自分なら出来る」という根拠のない自信で実験に明け暮れる日々。「いやー、失敗じゃないよ。こうやれば、こうなるということが分かっただけ」。明るい。天野先生の原理に基づくパワー半導体はまさに21世紀の救世主。どうしてここに資源集中をしないのだろう。「非英語圏において突出したノーベル賞受賞者数を出しながら、その真価を活かせてない日本」、と残念に感じるのは僕だけなのだろうか。」
第9期講座も残りわずかとなりました。受講生ひとりひとりが社会課題を解決する力をつけるために、引き続きサポートしてまいります。
ご登壇いただきました天野教授、協力いただいた関係者の皆様、そしてご参加いただいた皆様、心より感謝申し上げます。